新星・張博恒が橋本大輝との一騎打ち制す「何年も競い合っていく相手」

男子個人総合決勝、平行棒の演技を終えて叫ぶ張博恒(代表撮影)

<体操:世界選手権>◇22日◇第5日◇福岡・北九州市立総合体育館◇男子個人総合決勝

国際大会初出場の新星が、一気に世界王者の座をつかんだ。張博恒が橋本大輝との一騎打ちを僅差で制し、中国としては17年大会の肖若騰以来3大会ぶりの金メダルをもたらした。

「橋本は今後、何年も競い合っていく相手。いいスタートが切れた」と1歳下のライバルを破った喜びを語った。大きな演技が映えるオールラウンダーは、あん馬では落下したが、手足の先まで神経の行き届いた演技を披露。床運動、跳馬、平行棒の3種目でトップの得点を出し、新王者に上り詰めた。