ジョセフHC険しい表情「準備が遅れている」欧州遠征残り2戦で取り戻す

秋の欧州遠征初戦に臨んだ日本(世界ランキング10位)が、23年ワールドカップ(W杯)フランス大会への壁に直面した。

19年日本大会で歴史的初勝利を挙げたアイルランド(同5位)に5-60で完敗。13日(日本時間14日)に格下のポルトガル(同19位)、20日にスコットランド(同7位)との戦いを残すが、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、51)は「パンデミックの影響で試合も少なく、次のW杯に向けて日本の準備が遅れているのは確か。取り戻していかなければならない」と険しい表情で現状を受け止めた。

昨季は新型コロナの影響で、テストマッチはゼロ。欧州6カ国対抗などで場数を踏むアイルランドは想定したキックが軸の攻めではなく、長短のパスを織り交ぜて防御網を突破してきた。前半43分には反則の繰り返しでフッカー坂手が10分間の一時退場。18年11月に31-69で敗れたニュージーランド戦以来、3年ぶりの60失点にNO8姫野は「本当に情けない試合をした。泣きたくなるぐらい悔しい」と唇をかんだ。

下を向く暇はない。フランカーのラブスカフニ主将は「このチームを信じている。しっかり前を向いてやっていく」と誓った。W杯まで2年-。残り2戦を無駄にできない。【松本航】