【高校バレー】札幌大谷4年ぶりV 中高ともに歩む仲間がいたから頑張れた

札幌大谷対札幌山の手 第3セット、得点を決め歓喜する札幌大谷の選手たちとベンチ(撮影・佐藤翔太)

<全日本高校選手権北海道代表決定戦>◇女子◇13日◇江別・野幌総合運動公園総合体育館

札幌大谷が4年ぶりに優勝を飾った。準決勝で3連覇中の札幌山の手を撃破。決勝では総体道予選との2冠を狙った旭川実を下した。2試合連続のストレート勝ちで、緒方正広監督(52)は「うちのチームらしい粘り強い、ラリーに強いバレーボールができた。選手をほめたい」と頬を緩めた。

札幌大谷中からバレーを続ける選手たちの努力が実を結んだ。3年生は中学3年時に全国で8強入りを経験。しかし高校入学後は全国の舞台に届かず、苦しんできた。中学から6年間ともに歩むチームメートとの勝利に和泉紗羽(3年)は「支えてくれた仲間がいたから、私も頑張ることができた。感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔。監督の長女咲月(2年)は親子そろっての全国に「一緒に行けるのはうれしい」と喜びをかみしめた。

札幌大谷と準優勝した旭川実の2チームが全国大会(来年1月5日開幕、東京体育館)に出場する。

<代表決定戦の結果>

◆準決勝

札幌大谷 2-0 札幌山の手

旭川実 2-0 旭川大高

◆決勝

札幌大谷 2-0 旭川実