13歳島田麻央4回転トーループ着氷 荒川静香以来27年ぶり“飛び級”V

全日本ジュニア選手権女子フリーの演技を終えて笑顔を見せる島田(撮影・松本航)

<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇21日◇名古屋市ガイシプラザ◇女子フリー

1つ下のカテゴリーとなるノービスの全日本女王、13歳の島田麻央(木下アカデミー)が飛び級で優勝の快挙を成し遂げた。ノービス年代の制覇は94年の荒川静香(当時中学1年)以来27年ぶり。126・75点の合計188・51点でショートプログラム(SP)4位から逆転した。

冒頭、日本女子で唯一跳べる4回転トーループを着氷。その後も高い精度で演技をまとめ、中学1年ながら、高校3年の住吉りをん(東京・駒場学園高)らを上回るスコアを出した。

表彰式で金メダルをかけてもらうと「まさか優勝できると思っていなかったので、うれしいです。(フリーでは)自分ができる一番の演技ができたかなと思います。荒川静香さんというすごい選手の次に優勝できて、すごくうれしいです。やっぱりイナバウアーの印象が強いです」と笑顔を見せた。

ノービスでは行われない前日のSPも、演技後半の3回転ルッツ-3回転トーループの2連続ジャンプを決めるなど61・76点。65・34点で首位の住吉と3・58点差につけていた。合計では反対に8・26点差をつけて、ひっくり返した。その1つの要因となった4回転トーループは3試合連続の成功で「すごくうれしかったんですけど、ほかのジャンプも失敗したくなかったので、ちゃんと切り替えてやりました。あまり決められない時があったんですけど、最近また決められるようになってきたので、少し自信がついたと思います」と振り返った。

前回大会も今季同様、ノービスA(6月30日時点で満11~12歳)ながら3位に食い込み、00年の安藤美姫以来20年ぶりの表彰台に立っていた。この日は06年トリノ五輪(オリンピック)の金メダリストに並んだ。

26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す逸材が、またひとつ、日本女子フィギュア界に輝かしい記録を打ち立てた。【松本航】

◆島田麻央 しまだ・まお。2008年(平20)10月30日、東京都生まれ。19年のノービスB(6月30日時点で満9~10歳)から全日本ノービス選手権3連覇。現在は京都・宇治市が拠点。趣味はダンス、料理。昨季も全日本ジュニア選手権3位となり、ノービス年代で00年安藤美姫以来、20年ぶりの表彰台。143センチ。