招致目指す30年冬季五輪、札幌市が大会概要案を公表 長野でも開催

札幌大倉山ジャンプ競技場(2019年10月30日撮影)

札幌市は29日、招致を目指している30年冬季五輪・パラリンピックの大会概要案を公表した。

施設整備費と大会運営費を合わせた開催経費は19年公表時は3100億~3700億円と算出していたが、2800億~3000億円に修正。最大900億円の削減を図る。800億~1400億円に設定していた施設整備費を800億円に見直した。

会場配置計画では、19年時には72年札幌五輪の会場だった札幌・サッポロテイネを予定していたボブスレー、スケルトン、リュージュは、98年長野五輪の会場だった長野・スパイラルでの開催に変更になった。ノルディックスキー・ジャンプと複合は札幌・宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)と札幌・大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)の両方が会場となっていたが、大倉山のみになった。改修工事をする。

札幌市外では長野市のほかにスピードスケートが帯広市、アルペンスキーがニセコ町での実施を計画している。

大会期間は五輪が30年2月8日~同24日の17日間、パラリンピックが3月8日~同17日の10日間の予定だ。