<ムロオ関西大学ラグビー:京産大33-5関学大>◇第7節最終日◇4日◇たけびしスタジアム京都
京産大が23年ぶりに関西王者に返り咲いた。王手をかけて臨んだ最終戦で33-5で関学大に勝ち、7戦全勝とした。今季からOBの広瀬佳司監督(48)が就任し、元木由記雄GM(50)との元日本代表コンビで再建した。
大学選手権は上位4校が出場。京産大は準々決勝からの登場で、26日に関東リーグ戦2位日大-関東対抗戦5位日体大の勝者と対戦(熊谷)。関西勢として昨季の天理大に続き、初の大学日本一を目指す。
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長い時を経て、強い京産大が復活した。98年度を最後に遠ざかっていた関西制覇を全勝で飾った。粘る関学大に前半は互角の展開。後半に息を吹き返し、FWとバックスで計5トライを重ねた。寒風が吹く会場で歓喜の瞬間を迎える。23年ぶり5度目のリーグ優勝。今季から就任したOBの広瀬監督の改革が実った。
「こんなに勝っていなかったんだというのが実感。23年ぶりというのも監督になってから知りました。今年はチャンスだと思っていた。選手に感謝したい」
学生時代、広瀬監督の下宿先の柱にはびっしりと数字が書いてあった。居残り練習で蹴ったキックの本数だ。朝練習は1時間前に来て1人で走り込み、夜の練習後は毎日100本を蹴った。日本一厳しいと言われた練習に加え、努力を続け、日本代表になった。
ただ監督就任後は一切、強制はしない。部員に考えさせ、足りないものを気づかせる。「自分の色は極力、出さないようにしています」。FB竹下が居残りでキック練習をするようになると、徹底的に付き合った。それが浸透し、自ら行動する選手が増えていった。
昨季まで選手勧誘が主だった元木GMに頼み、二人三脚で指導にあたる。攻撃は広瀬監督、守備は元木GMの分業制。特に守備が今季の躍進を支え、この日も苦しみながらも1トライに抑えた。19年度まで率いた大西健元監督が築いた伝統は継承し自主性と分析で再建。プロップ平野主将は「僕たちの代だけの優勝ではない。伝統があり、卒業生、OBを含めた勝利です」。まだ見ぬ大学日本一へ。挑戦は続く。【益子浩一】
▽19年度まで47年間率いた大西健元監督 広瀬がよくまとめてくれた。でも、まだまだこれからです。関西王者になった以上、関東に負けてはいけない。
○…昨季大学王者の天理大が劇的に3位に滑り込んだ。1点を追う後半ロスタイムに敵陣深くまで攻め込み、同大がたまらず反則。天理大の2年生SO福本が逆転PGを決めた。小松監督は「(福本は)B、Cチームにいた選手。これで選手層が厚くなった」と褒めた。同大は3敗で4位に沈み、伊藤監督は「全国に出ればミスが命取りになる」と、大学選手権で巻き返す。