躍進近大、決まれば同点のPG外れて競り負けも「ベストを尽くした」

敗退し無念の表情の近大プロップ紙森(撮影・野上伸悟)

<ラグビー大学選手権:近大10-13慶大>◇4回戦◇18日◇東京・秩父宮ラグビー場

関西大学リーグで2位と躍進した近大は、慶大に10-13と競り負けた。9年ぶりの全日本大学選手権で序盤は反則の多さが目立ったが、立て直しを図った後半には2トライを挙げるなど、最後まで常連校を苦しめた。

トライ数では2対1と、慶大を上回った。後半終了間際に訪れた同点のチャンスでは、ゴールまで約50メートルの距離でPGを選択した。決まれば点数が並びトライ数で上回るため準々決勝進出が大きく近づく場面で、主将のCTB福山竜斗(4年)が蹴ったボールはゴール手前で失速した。直後に終了を告げるホーンが鳴り、10-13で試合を終えた。

リーグ戦でも同じ位置から決めていることから自らキックを志願した福山は「風上でこちらの有利と思って、チームには『蹴らしてくれ』と言いました」。仲間の思いも背負って込めたボールは決まらず「期待に応えられなかった」と悔しさをかみしめた。今大会は4強を目指したがあと1歩及ばず、「勝って年越しを迎えたかったけど、ベストを尽くした」と晴れ晴れした表情で語った。