24年2月開幕を目指すハンドボールの新リーグの構想発表会が20日、都内で開かれた。
「アフター五輪、そして『次世代型プロリーグへ』」と題された会見では、基本コンセプトとして掲げたのは2点。
「シングルエンティティ」は、共存共栄を目指して収益をリーグが一括管理する。Jリーグ、Bリーグはチームによる事業収入からリーグに会費を支払うが、新リーグでは異なる運営形態を取る。チケット、スポンサー、グッズ、放映権などの事業収入を管理し、各チームに分配していく。
一般社団法人日本ハンドボールリーグの葦原一正代表理事は「直営店モデルに近い形にしたのは、バランスを取りやすいから。例えばスターバックスはすべて直営店ですが、どこでも同じクオリティーを担保している。ただし、デメリットもある。急速にたくさんのチームを全国津々浦々に持てない。それでも、各チームと話し合う中で、そちらの方が良いとなった」と説明した。
もう1つが「デュアルキャリア」。専業プロ、兼業プロ、アマを混在させた形態で運営する。参入条件として11人以上のプロ契約を設定するが、全員がプロ契約である必要はないとした。
他の参入条件としては、チーム名に地域名を入れること、1500人以上のホームアリーナを有することなどが掲げられた。
東京オリンピック(五輪)の日本代表主将を務めた土井レミイ杏利(31)は「もともと、いまのハンドの状況を変えたいと思っていろいろ行動してきて、最近では僕の影響でハンドボールを始める子がすごく増えてきた。DMがきたり。その時に感じたのは、大きくなった時にプロにになってハンドボールやってて良かったと思えるリーグになってほしいということ」と期待。女子主将だった原希美(30)は「楽しみな気持ち大きいですが、正直には不安もある。私は小学生からハンドボールをしてますが、小さい子が将来の夢でプロハンドボール選手になりたいという子が出てきてほしい。デンマークでの世界選手権は開幕試合が日本とデンマークで、3階席まで満員で、地響きが伝わるようでした。鳥肌も立ち、気持ちも高ぶった。そういう経験が日本でもできれば」と未来をみつめた。
22年3月から入会申し込みを受け付け、7月に入会審査結果発表、24年2月の開幕を目指す。