樋口新葉が最終調整で3回転半2度挑戦、河辺愛菜は3回試し2度着氷

女子フリーの公式練習に臨む樋口(撮影・垰建太)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇25日◇さいたまスーパーアリーナ◇女子公式練習

22年北京オリンピック(五輪)を目指すトリプルアクセル(3回転半)ジャンパー、2位の樋口新葉(20=明大)と3位の河辺愛菜(17=木下アカデミー)が最終調整を終えた。

樋口は「ライオンキング」の曲かけ前にループ、ルッツ、サルコーを中心に確認。通しの冒頭で3回転半を跳ぼうとしたが、抜けて1回転半となった。曲かけ後にもう1本、挑んでステップアウトながら立っては降りた。挑戦は2本。

河辺は2回転半を跳んで身体を温めた後、曲かけ前に3回転半を2本、チャレンジした。1回目はこらえながら、2回目も着氷。最後に試合と同様、曲かけの冒頭でチャレンジしたが、ここでは転倒した。挑戦は3本だった。

2位の樋口から6位の松生まで2・35点差の混戦。河辺は午後8時47分、樋口は同55分に演技が始まる。