羽生結弦 五輪3連覇初めて明言「優勝と4回転半の成功を目指す」

男子フリーの演技をする羽生(撮影・垰建太)

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇26日◇さいたまスーパーアリーナ◇男子フリー

冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(27=ANA)が、初めて3大会連続の金メダル獲得を狙うと明言した。

フリー211・05点、合計322・36点で2年連続6度目の日本一。来年2月の北京五輪代表に確定し「4回転半(クワッドアクセル=4A)を決めた上で優勝を目指す」と宣言した。試合で初めて挑んだ4回転半は失敗したが、引退を考えて、死の恐怖を乗り越えて94年ぶりの3連覇、世界初成功の夢を北京に持ち越した。

【関連記事】フィギュア全日本選手権男子フリー詳細スコア

優勝、代表決定後の会見で「正直に言って、僕にとっては考えてなかった五輪です。ただ、ここまでの過程、支えてくださった方への思い、今も支えてくださる方への思いを考えて、出るからには『勝ち』をしっかりと、つかみ取ってこられるように、ちゃんと武器として4回転半を携えていけるように頑張っていきます」と言った。

目標については「団体戦のメンバーは決まっていません。出るからには、全力で結果を勝ち取ってくると思いますし、全員全力で、表彰台を目指していく」と日本初のメダルへ。個人戦については「もちろん1位を目指して。このままでは勝てないのは分かっています。もちろん4回転半へのこだわりを捨てて勝ちに行くのであれば、ほかの選択肢もあると思います。ただ、北京を目指すと覚悟を決めた背景には4回転半の成功がある。その上で優勝を目指して頑張っていきたい」と、あらためて3連覇への思いを明言した。

2連覇した18年平昌五輪の後、3連覇を目指すと具体的に口にしたのは初めてとなった。【木下淳】