【高校ラグビー】目黒学院が初戦突破、前半苦戦も後半基本に立ち返り勝利

山形中央対目黒学院 後半4分、目黒学院左フランカーのポルテレはゴール前10メートルラックからつないだボールを右中間にトライ成功(撮影・加藤哉)

<全国高校ラグビー大会:目黒学院(東京第2)40-3山形中央>◇1回戦◇28日◇大阪・花園ラグビー場

目黒学院が初戦を突破した。

前半4分にWTB森本大介(2年)のトライで先制したが、前半15分にPGで3点を返されるなど、部員18人の山形中央に苦戦。合計6トライとSH林星安(3年)がGKを6本中5本成功させ、スコアを重ねたものの、イージーミスや反則も7個と多く、もたついた。

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竹内圭介監督(44)は「全くダメでしたね。硬かったです」。CTB新沢迅太主将(3年)も「100点満点で言うなら30点。山形さんの厳しいタックル、粘り強さを感じた。やってみて初めて学ぶものがありました」と話した。

ただ、校名が目黒時代に優勝5回を誇る古豪らしさもあった。エリアの取り合いでキックゲームに付き合いすぎた部分を反省、後半は基本に立ち返った。新沢主将いわく「ボールをもらったら、脚をしっかり上げてドライブする」など基本中の基本を徹底。トンガ出身2人、ナイジェリア、ベトナムとのハーフが3人いる国際色豊かなチームは個々のフィジカルの強さを生かし、流れをつかんだ。30日の2回戦へ、SH林は「チームで1年間磨いてきたタックル力をもっと出していきたい」と話した。

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