<バスケットボール・SoftBankウインターカップ全国高校選手権:福岡大大濠81-73仙台大明成>◇男子準決勝◇28日◇東京体育館
V2を懸けた1年間が終わった。東北勢最後のとりでとなった仙台大明成(宮城)が福岡大大濠に73-81で惜敗し、2年連続の決勝進出を逃した。
U-19日本代表の山崎一渉(いぶ、3年)は3点シュート4本を含むチーム最多28得点で4戦連続の2桁得点をマーク。最後までエースの役割を全うしたが、福岡の強豪に振り切られた。
2年連続7度目の優勝を狙った仙台大明成の夢が終わった。2点を追う第4クオーター(Q)残り3分4秒。U-19日本代表の福岡大大濠・岩下准平(3年)にこの日9本目の3点シュート(3P)を沈められると、直後に連続得点を許し7点差に。以降は3Pを放つもリングをはじき、追いつくことができないまま試合終了のブザーが響いた。山崎一は「大濠のオフェンスやディフェンスに流れを持っていかれて自分たちのバスケットができなかった」と悔やんだ。
アグレッシブな攻守で主導権を握られた。12点リードの第2Q。相手の守備の強度が一段と高まり、許したターンオーバー(ミスによる攻守の切り替え)は「9」。終盤には6連続得点を許し、同点で前半を折り返した。佐藤久夫監督(72)は「あそこは私もタイムアウトを取るべきだったかなと思う。でもタイムアウトなしでクリアしてほしかった」と振り返った。
後半は一進一退の攻防。第4Qに山崎一の3Pで一時2点差まで追い上げたが、岩下の3Pや強力なインサイドに阻まれた。4点を追う同Q残り1分38秒で菅野ブルース(3年)が5ファウルで退場。終盤に主力を欠いたことも痛かった。選手権では4戦全勝と好相性だった相手に雪辱され、13~15年のV3以来となる連覇は消えた。
1年前の12月29日、山崎一が決勝のシュートを決めて悲願の優勝を手にしたが、今年は決勝の舞台に立てなかった。「内藤(晴樹)と(ウィリアムス)ショーン(莉音)だけでなくて、良いものを持っている選手はいる。来年は本当に楽しみだと思うし、これからみんなで頑張って日本一を取ってほしい」。夏に続いて冬も悔し涙で終わった先輩の分も、来年は後輩が頂点に立つ。【相沢孔志】
◆テレビ放送 男子決勝は29日午後1時からテレビ朝日系地上波で生放送。