【高校ラグビー】京都成章、敗戦も「次つながる」“アタックの成章”に光明

東福岡対京都成章 前半、京都成章CTB藤原(左)が先制トライを決める(撮影・上山淳一)

<全国高校ラグビー大会:東福岡31-25京都成章>◇準々決勝◇3日◇大阪・花園ラグビー場

前回大会準優勝でBシードの京都成章(京都)が、Aシードの東福岡(福岡)に6点差で敗れた。

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湯浅泰正監督(57)は「負けたのは悔しいけど、全部出し切ってくれました。グッドルーザーでしょ?」と笑顔で教え子の奮闘をたたえた。

前半キックオフから、つなぎにつないでCTB藤原洋斗(3年)が決めるノーホイッスル・トライで先制した。後半12分にはラインアウトからモール、ラックでボールをキープ、SO大島泰真主将(3年)がギャップを突き、トライを奪った。16点差で入った4分のロスタイムでも2トライ。トライ数4本は、東福岡と五分だった。

湯浅監督は「今までは“ディフェンスの成章”でしたけど、今回は“アタックの成章”という新たな歴史を見せてくれました」と満足そうだ。群がるように数的優位を作る伝統の“ピラニアタックル”だけでなく、攻める。

司令塔の大島は、東福岡を揺さぶった手応えを感じる。「ビックリしたでしょ? 昨年まではディフェンスに偏ってたけど、今年は常にアタック、ディフェンスの2つが頭にあった。やりやすかったです」と話した。

東福岡とは12月11日に練習試合をして、15-23と負けていた。フィジカルの差は感じたが、走力、フィットネスには手応えがあった。前半はフィジカルの違いを出され、スコアもボール支配率も後手に回った。後半はペナルティーを得るとタッチを切らず、クイックで仕掛け、主導権を奪いにいった。

大島主将は「前半は仕方ないでしょう」と敗戦を受け止めた上で言った。

「今年はみんな、サイズが小さくて、1人で局面を打開できる選手もいなかった。だから、組織的にやることを取り組んできた。次(の世代)につながると思いますよ」。負けで終わった花園に、ニュー京都成章のくさびを打ち込んだ。

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