【春高バレー】山形中央逆転16強 エース中村來太郎ら黄金世代が活躍

初の16強入りを決めた山形中央は大喜び

<バレーボール・全日本高校選手権(春高バレー):山形中央2-1市尼崎>◇男子2回戦◇6日◇東京体育館

山形中央が、前年度4強の市尼崎(兵庫)に2-1で逆転勝利。初の選手権16強入りを果たした。エース中村來太郎(2年)が16得点を挙げ、チームをけん引した。

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エース中村を中心とした黄金世代が、17年以来の春高初戦突破に貢献した。中村、軽部拓真(2年)、斎藤広夢(2年)、笹金蒼也(1年)の4人はともに山形六中でプレー。19年度の全国中学大会で準優勝に輝いた。中村は「山形中央で勝つという憧れがありました」。

山形中央は山形六中の学区内、当時4年連続で春高に出場していたこともあって進学を決断した。中学の仲間とつかんだ高校での全国1勝。うれしい1勝ではあったが、目標は中学で逃した日本一だ。「もっと上に行こうというのが六中の思い。日本一を目指していきたいです」と、高みを見据えている。

中村ら黄金世代を3年生がどっしりと支える。3年生で唯一先発し、最後までコートに立ち続けた長堀諒大(3年)は、「後輩たちがとても頼りになるので、チームの土台となる3年生を目指してやってきました」。攻撃では110キロのベンチプレスを上げる剛腕を振るって相手ブロックをはじき飛ばし、守備では懸命にボールを追う姿でチームを鼓舞した。

黄金世代同様、長堀も同校に憧れを抱いた1人だ。長堀は「(春高の会場、東京体育館の)オレンジコートに立ちたくて山形中央に入学しました。夢の舞台でプレーできてとてもうれしいです」と笑顔。3年間で初めてつかんだ夢の舞台はまだ続く。3回戦は足利大付(栃木)と対戦。長堀は「存分に暴れていきたいです」と力を込めた。チーム一丸で少しでも長く夢の舞台を楽しむ。【濱本神威】

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