【春高バレー】雄物川2勝「最高です」 1、2年時は完敗の角田颯哉は笑顔

第1S、得点を決めてガッツポーズする雄物川・角田

<バレーボール・全日本高校選手権(春高バレー):雄物川2-0霞ケ浦>◇男子2回戦◇6日◇東京体育館

雄物川(秋田)は霞ケ浦(茨城)にストレート勝ち。角田颯哉(はやて=3年)が第1セット(S)に8得点を挙げ流れを呼び込んだ。

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硬さと緊張が解けた雄物川の勢いは増すばかりだ。第1Sを失った1回戦の松江工(島根)戦とは打って変わって、試合の序盤から主導権を握った。角田は「昨日よりリラックスしてプレーできました。相手のブロックも見えてプレーしていて楽しかったです。最高でした」と笑顔を見せた。

角田は1、2年で春高の舞台を経験したがいずれもストレート負け。昨夏インターハイは予選グループで姿を消した。何もできなかった夏から、チーム一丸となり臨んだ春高2勝に「(春高では)3年間やってきて一度も勝てていなかった。最後の春高という舞台で勝てていることをとてもうれしく思います」と喜んだ。

勝利にも慢心はない。角田は「ブロックの精度やサーブが甘く、相手の得意な攻撃をさせてしまった」と反省。宇佐美大輔監督(42)は、「角田は硬さが取れて彼本来のスパイクの打ち方になった。(エースの)石塚蓮は1回戦と比べると良いが、まだ彼本来のスパイクではない」と分析した。

過去最高成績の4強まであと2つ。まだまだ改善の余地がある両エースを中心に3年間の集大成を発揮する。

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