片伊勢武フリー2位でV逃す 冒頭大技や中盤のミス挽回ならず 冬季国体

少年男子個人2位の片伊勢のフリー演技(撮影・足立雅史)

<フィギュアスケート:冬季国体>◇第2日◇25日◇栃木県立日光霧降アイスアリーナ◇少年男子フリー

昨年の全日本選手権で14位の片伊勢武(たける、17=兵庫・関西大一高)は、不完全燃焼に終わった。フリー2位の124・37点で合計185・49点を記録したが、ジャンプのミスが響き、優勝を逃した。

3回転サルコー-2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプを成功させたが、冒頭の大技トリプルアクセル(3回転半)や中盤のジャンプに立て続けのミスが出たため、得点は伸び悩んだ。

前日のSPでは61・12点の2位に終わり「こんなにミスをすることは今までになかった。悔しいという以前にあぜんとしています」と悔しがったが、この日の挽回はならなかった。それでも、3位の吉岡希(18=兵庫・西宮甲英高)と兵庫勢の優勝を決め、表彰台では笑顔を見せた。