トヨタ姫野和樹「知り合い見に来てくれて」地元の接戦制し暫定2位、代名詞ジャッカルも披露

トヨタNO8姫野(中央)(2022年1月16日撮影)

<ラグビー・リーグワン1部:トヨタ23-19BR東京>◇B組第5節◇5日◇パロマ瑞穂ラグビー場

トヨタヴェルブリッツがホーム開幕戦を4点差で粘り勝ち、勝ち点18として暫定2位に浮上した。雪が舞う強風のフィールドで、前半は風上の優位を生かした。SOティアール・ファルコン(24)が2分に43メートル、12分には敵陣から53メートルの長いPGを2本決めで6-0。25分にはCTBマレ・サウ(34)がトライを決め、16-7とした。

風下の後半はミスも重なってエリア取りに苦しみ、2トライを奪われ、残り11分で4点差に迫られたが、ゴール前のピンチをフランカー古川聖人(25)のジャッカルでしのぎ、最後は我慢強いディフェンスで逃げ切った。

SH茂野海人共同主将(31)は「まず勝てたことがうれしいですが、自分たちが望んでいたこういう勝ちきり方ではないです」。後半22分から投入された直後、相手スクラムからのこぼれ球を拾い上げ、CTBチャーリー・ローレンス(23)の効果的なトライを生む起点になったが、チーム全体の出来としては満足感からほど遠い。

ただ本来1月9日の第1節に予定され、コロナ禍で中止となり、第5節までずれ込んだホーム開幕戦を白星で飾ったのは大きい。勝ち点は18で暫定首位の東京サンゴリアスに並んだ。

NO8姫野和樹共同主将(27)は愛知・春日丘(現中部大春日丘)出身。中学、高校と何度もプレーした瑞穂でのゲームを「いや~懐かしいです。お世話になった人、友人、知り合いが見に来てくれて」と楽しんだ。試合開始早々、代名詞と言えるジャッカルで相手反則を誘い、ファルコンの先制PGを呼んだ。

今季5試合を消化したが、コロナ禍による中止2試合があったため実戦は3戦目。マン・オブ・ザ・マッチに輝いた古川は「思うように準備ができなかった時期はあったけど、徐々にチームができあがってきたんじゃないですか」。修正点は残るものの、リーグワン初のホームで弾みをつけたことは間違いない。