秋田北鷹女子15キロリレー準V 飯山と同タイムも映像判定で優勝逃す 全国高校スキー

女子距離15キロリレーで準優勝し笑顔を見せる秋田北鷹の前列左から畔上、大野、後列左から近藤、山田(撮影・相沢孔志)

<全国高校スキー大会>◇10日◇岩手・田山クロスカントリーコース◇女子距離15キロリレーほか

集大成のリレーであと1歩届かなかった。女子距離15キロリレーで秋田北鷹は、飯山(長野)と43分15秒8の同タイムでゴール。映像判定の末に6大会ぶり2度目の優勝を逃した。畔上凜花、大野まこ、山田智子、近藤さくらの3年生メンバー4人が仲間を信じて戦いきり、20年5位、21年4位から初の表彰台となる準優勝となった。男子距離40キロリレーでは、花輪(秋田)が最後の直線でライバルを振り切り、2年連続3位に入った。

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みんなの夢が実現するVロード。アンカー山田は「絶対に勝ちたい」と、仲間が待つゴールに向かって力強く進んだ。2・5キロ付近から一騎打ちだった飯山と並んでほぼ同時でゴール。優勝か準優勝か-。結果を示す電光掲示板がなかなか表示されず、何度も心の底から祈った。だが、思いは届かず。同タイムながらわずかの差で敗れたことを知り、駆けつけた仲間の顔を見ると、前を向けなかった。「ありがとうと言ってくれた。勝って終わりたかった…」。

リレーでの全国優勝は1年の時から掲げていた。同学年でメンバーを組み、2大会連続で全国入賞。今大会は2大会連続出場の近藤に代わり、大野がメンバーに。レース前には近藤から「自分の走りをすることを楽しんでと言われた」。1走畔上から5位でバトンを受けると心に火がついた。「前も見える状態だったので、行くしかないと思って前半から飛ばした」。仲間の分まで力走し、1位でアンカー山田に託した。

日本一に立つための練習は厳しかったが乗り越えられた。畔上は「前の2年間よりもすごくハードなメニューを全員でこなしたことで自信やチーム力に変わった」。3年生は4人。誰かが受験などで頑張らなければいけない時には「ほかのメンバーなどでファイト動画や頑張って動画を撮って応援しました」と、全員で背中を押した。

全員で戦ったリレーは準優勝で三度目の正直はならず。畔上は涙を流しながら「この仲間とずっとやることができて。みんなに助けてもらって、楽しいことやつらいことがあっても頑張ることができた。本当に北鷹に来て良かった」。目標は実現できなかったが、強い絆で結ばれた仲間が隣にいる。【相沢孔志】