アメフトXリーグ・ノジマ相模原に宜本潤平新加入 富士通で6度の日本一、15年W杯日本代表

20年1月3日、ライスボウル関学大対富士通 勝利した富士通の宜本潤平

アメリカンフットボール・Xリーグの富士通フロンティアーズに所属していたWRの宜本潤平(31)が、今季からノジマ相模原ライズに移籍することが16日、分かった。15日に富士通が退団を発表。新チームとはプロ選手としてすでに契約合意した模様で、近日中に正式に入団が発表される。

宜本は立命大を経て13年から富士通に入団し、14年のライスボウル初優勝に貢献。17~19年まで3年間主将を務め、17年からライスボウル4連覇に導いた。昨季も含め、在籍9年間で6度の日本一を達成。抜群の勝負強さとハンドリング技術に加え、瞬発力、経験値を併せ持ち、15年には日本代表としてW杯に出場するなど、トップ選手として日本アメフト界をリードしてきた。

複数の関係者によると、移籍理由は主に2つあるという。現在、早大アメフト部のコーチを兼任している宜本は将来的にも指導者を目指しており「現役中にいろんなフットボールを知ることは武器になる」と話しているのが1つ。また、現状で富士通、パナソニック、オービックの3強時代が続いていることから「3強以外のスタンダードを上げることで、Xリーグ自体もおもしろくしたい」という野望も抱いていたという。

ノジマ相模原は、本場米国出身の選手も複数所属する強豪チーム。昨年には元プロ野球選手で、20年までDeNAに所属していた石川雄洋(35)がアメフト選手に転向して加入したことで話題となった。創部14年目で初の日本一を目指すチームにとって、宜本の存在は大きな追い風をもたらしそうだ。

富士通の一時代を築いた男が、新天地でも暴れ回り、Xリーグを盛り上げていく。

◆宜本潤平(よしもと・じゅんぺい)1990年12月10日生まれ、京都府出身。大産大付高では2、3年と2年連続で全国制覇。09年に立命大に進学。1年時から出場し、2年時には甲子園ボウル制覇。4年時は副将を務めた。13年に富士通に入社。15年には日本代表としてW杯に出場。20年に米国で行われたザ・スプリング・リーグ選抜との日米親善試合にも日本代表として出場。現役でありながら、20年3月から日大で、21年9月からは早大でコーチを務めている。169センチ、72キロ。

◆ノジマ相模原 09年にクラブチームとして創部した。80年創部でオンワードが前身で92年には日本一。オンワードスカイラークス(日本一1度)、オンワードを経て、08年でスポンサーが撤退して解散。存続を願ったメンバーが中心となり新チームとして創設した。3部のX3から最短2年で1部のXリーグ昇格。11年に相模原で創業のノジマとネーミングライツスポンサーシップ契約。愛称ライズは公募で命名し、「陽はまた昇る」というメッセージが込められている。チームカラーはネービー、オレンジ。