パラ射撃元日本代表・田口亜希氏「共生社会の実現へ」五輪記念イベント

東京2020パラリンピック競技大会の成果を語る田口亜希氏 

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員で、射撃競技の元日本代表田口亜希氏(50)が27日、札幌のサッポロファクトリーで開催された企画展「大会を契機とした取組とレガシー~TOKYO 2020~」記念イベントでトークショーを行った。

「東京2020大会」によって創出された成果(レガシー)を一過性のものに終わらせず日本、さらには世界へと発展させていくため、「共生社会の実現」「復興/ホストタウンを通じた地域活性化」「観光立国・日本文化の発信と理解」「セキュリティー・輸送対策」「健康・スポーツ」「持続可能性」「大規模イベント開催のモデル」という7つのテーマを軸に情報発信していくことを目的に企画された。内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が主催した。

04年アテネ、08年北京、12年ロンドンと3大会連続でパラリンピックに出場した田口氏は現在、日本財団パラスポーツサポートセンター推進戦略部に所属している。

東京大会を振り返って「車いすユーザーだけでなく、聴覚・視覚などさまざまな障がいのある人へのバリアフリー化が加速し、オリンピック・パラリンピックの垣根を越えた交流の機会が増えた大会となりました。また、女性選手の参加率が過去最高であったことなども東京2020を通じて、性別や人種などに縛られない”心のバリアフリー”が進んでいることを再確認しました」。

そして「まだパラリンピック競技のための環境が整っていない国も多く、オリンピックとパラリンピックの参加国の数には大きな差があります。障がい者スポーツの大切さを、アジア、全世界へと広げて行けるよう頑張っていきます。共生社会の実現に向けて、みんなで取り組んでいきましょう」と話した。

今回の札幌会場は3カ国4都市(札幌、東京、アメリカロサンゼルス、フランス・パリ)で展開するイベントのキックオフとして開催。東京2020大会レガシー7つの柱に関するパネル展示や大会聖火のトーチの展示、ボッチャの体験会も行われた。

次の米国ロサンゼルスでは、東京五輪スケートボード男子ストリートの初代金メダリストの堀米雄斗(23)が、3月12、13日に開催される「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」記念トークショーにゲスト出演する。ロサンゼルス在住の堀米は12日に「トラベル&アドベンチャー・ショー2022」と題して、パラリンピックに5回出場し金メダル16個を含む29個のメダルを獲得した、パラ水泳のジェシカ・ロング(29)とともに登壇する。