アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」最年長FW久保英恵(39=西武)が8日、オンライン取材で北京大会を振り返り「私自身の集大成として挑んだ大会で決勝トーナメントにいけたのは意味がある」と話した。現役最後の試合となる予定だった全日本選手権(今月18~21日、北海道・帯広)に向けてチームに戻り練習していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。今月13日の練習を終えた後、現役生活を終える。
長きにわたる競技人生が終わりを迎えようとしている今、自身に掛けたい言葉とはー。そんな問い掛けに、久保は「本当に長い間お疲れさまでしたと言いたいです」と胸を張った。
10年には1度引退を決意。当時日本連盟副会長だった若林仁さんに熱心に声を掛けられ、復帰への思いが高まった。「(若林さんの)声がなければ女子アイスホッケーにいることも、オリンピックに立つこともなかった」と感謝を述べた。
今大会で記憶に残る場面として、延長戦でも決まらずペナルティーショット(PS)にもつれた1次リーグB組最終戦のチェコ戦を挙げた。2人目を務めた久保は、巧みなフェイントで相手GKをいなして股間を抜いた。PS戦1-0の勝利に貢献し「自分の気持ちと、みんなの気持ちが合わさったゴール。久保英恵健在ということを示せた」と誇らしげに振り返った。
18年平昌に続く6位の結果にも、後輩たちにはさらなる飛躍を期待。「決勝トーナメントは通過点。決定力、その前の段階の組み立て、パス、間の取り方は海外の選手が上手だが、それに負けず対等に戦える力を付けていってほしい」と発展を望んでいた。【平山連】