男子テニスで、元世界王者のノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)が9日(日本時間10日)、出場を予定していた4大大会に次ぐ規模を誇るBNPパリバ・オープン(米インディアンウェルズ)、23日に開幕予定のマイアミオープン(米マイアミ)の2大会を欠場することを、自身のSNSで明らかにした。
ジョコビッチによると、「CDC(米疾病対策センター)が規則を変えないことを確認したので、米国でプレーすることはできない」とした。米国は、現在、入国にワクチン接種を義務づけており、未接種の場合は、特別な理由がない限り入国はできない。
ジョコビッチは、1月の全豪オープンで、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐって、オーストラリア政府から国外退去処分を科された。その後、ワクチン未接種を明らかにし、「自分の体に入れるものは自分で決める。これにより、大会に出場できなくとも、喜んで代償を払う」と話していた。
2月28日に、世界1位の座をメドベージェフに明け渡したばかりだ。しかし、ジョコビッチは今大会を欠場しても、メドベージェフがベスト8に進出しないと、再び1位に返り咲く可能性がある。数字のマジックが、皮肉な結果を生むことになる。