V2山形、悲願V1へ痛い1敗 きょう入れ替え戦進出懸け背水の陣1位群馬銀行戦

ルートインホテルズ対アランマーレ山形 第1セット、スパイクを放つアランマーレ山形・前田(撮影・相沢孔志)

<バレーボール・Vリーグ女子2部ファイナルステージ:ルートインホテルズ3-1山形>◇12日◇岐阜メモリアルセンターで愛ドーム

悲願のV1昇格へ、痛い敗戦を喫した。レギュラーシーズン3位アランマーレ山形が同2位のルートインホテルズに1-3で完敗した。2月中旬に選手複数人の新型コロナウイルス陽性判定を受け、活動を休止。同下旬の活動再開から状態を高めてきたが、大事な初戦を落とした。今日13日は同1位群馬銀行戦。V1との入れ替え戦進出を懸け、北原勉監督(41)を中心に背水の陣で挑む。

悔しい感情だけだった。セット(S)カウント1-2の第4S。ルートインホテルズのリードで試合は終盤へ。勢いのある攻撃に得点を重ねられ、アランマーレ山形に「敗戦」の2文字が近づいた。勝敗が決まるマッチポイント。相手コートに返球できず黒星発進が決定。北原監督は「2S目を取ったが、完敗かなと。2S目は少しいつも通りのアランマーレの良さが出たが、第3、4Sは相手の勢いに押されて防戦一方で終わった」と悔やんだ。

創部初のV1昇格に士気が高まっていた2月。選手複数人が新型コロナの陽性判定を受け、14日から活動休止。23日に活動を再開したが、27日に予定されたリガーレ仙台戦は仙台側に陽性者が出たことで中止になった。約1カ月ぶりの一戦に向け、宮本菜月主将(25)は「練習が再開されるときは(体を)慣らすことから始めた。次の1週間で試合に向けて入って。気持ちや体も上げるという形で仕上げてきた」と明かした。

試合序盤は交錯や連係ミスもあったが、第2Sはサーブの返球が安定したことで攻撃も良化し、意地を見せた。今日13日、群馬銀行に負けると、入れ替え戦進出は絶望的。北原監督は「この負けはどうあがいても帰ってこないので、切り替えてやってきたことをしっかりやろうと話したときに、選手は『はい!』と。明日はやってやると切り替えていたので、明日はすごく頑張ってくれると期待している」と力を込めた。

今季掲げてきたモットーは「練習で泣いて、試合で笑う」。これまで積み上げてきたもの、仲間を信じて女王に挑む。【相沢孔志】