【カーリング】日本は決勝T進出へ試練の残り2戦 首位スイス戦と「メガネ先輩」の韓国戦

カーリング女子日本代表の中部電力の5選手。写真左からスキップ北沢、サード中嶋、セカンド鈴木、リード石郷岡、リザーブ松村(日本カーリング協会提供)

カーリング女子世界選手権(カナダ・プリンスジョージ)は19日に開幕した。これまで上位6チームが進む決勝トーナメントをかけた1次リーグが行われ、残るは第7日となる25日(日本時間26日)の試合となった。

現在の順位では1位スイス、2位スウェーデンが突破を決め、残る枠は4つ。6勝4敗の日本は5位につけ、残りは2試合となる。日本時間26日午前1時からスイス戦、同6時から7勝3敗で3位につける韓国戦を迎える。1勝すれば突破はきまるが、どちらも強豪となる。

まずはスイス。10戦全勝で首位をひた走る。21年大会で2連覇を果たした世界王者は、北京五輪では日本代表のロコ・ソラーレと激戦を繰り広げたことでも記憶に新しい。1次リーグ最終戦で対戦すると、8-4で勝利。続く決勝トーナメントの準決勝では逆に6ー8で敗れ、その後の3位決定戦も敗北し、メダルを逃した。率いる42歳のスキップのティリンツォーニは、長く第一線で戦い続けてきた司令塔。フォースのパッツとのコンビで、百戦錬磨を誇る。

次に迎えるのは韓国。「メガネ先輩」こと金ウンジョンが率い、日本での知名度も高い。銀メダルを手にした18年平昌五輪を超える金メダルを目指した北京五輪では、1次リーグで敗退。再スタートとなった今大会では、順調に勝ち星を重ねている。

日本のスキップ北沢育恵は6勝目を挙げたノルウェー戦後、「簡単に勝てる試合ではない。厳しい試合。良いショットを決めないと勝ちにはつながらない。しっかりコミュニケーションをとって、最後まで諦めずに粘り強く戦いたい」と話している。

◆22年世界選手権 女子は日本を含めて計13チームが出場。全チーム総当たりの1次Lを行い、上位6チームが決勝トーナメントに進む。1次Lの1、2位チームは無条件で準決勝に進出し、その前に同3位と同6位、同4位と同5位が対戦する。

◆中部電力カーリング部 09年創部で、2年目の11年に初制覇するなど日本選手権を6度優勝。世界選手権には2度出場し、19年には4位と奮闘した。国内女子では北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレや、フォルティウス、富士急とともに「4強」の一角を担う。かつては、現ロコ・ソラーレの藤沢五月や、日刊スポーツの評論やテレビ解説でおなじみ市川美余さんも所属した。チームのモットーは「良きカーラーであると同時に良き社会人であること」。