【フィギュア】坂本花織V 荒川静香、浅田真央らに肩並べ「なんかまだ、しっくりこない」

世界選手権女子で初優勝した坂本花織(中央)と2位のルナ・ヘンドリックス(左)、3位のアリサ・リュウ

<フィギュアスケート:世界選手権>◇25日(日本時間26日)◇フランス・モンペリエ◇女子フリー

ショートプログラム(SP)首位の坂本花織(21=シスメックス)が、フィギュア界のレジェンドに並ぶ初優勝を謙遜した。

日本勢の世界女王は伊藤みどり(89年)、佐藤有香(94年)、荒川静香(04年)、安藤美姫(07年、11年)、浅田真央(08年、10年、14年)に続く6人目(9回目)となった。メダリスト会見では司会者から「クイズみたいなものです」と過去の日本勢の優勝者を尋ねられたが「うそでしょう…」と苦笑い。答えを明かされて「皆さん本当にすみません。覚えていなくて」と謝り、司会者から「私はデータベースを見ていますから」とフォローされた。

そうして知った過去の世界女王。記者会見後には、素直な思いを口にした。

「すごいレジェンドの方々の名前の次に花織っていうのが、なんか…。なんかまだ、しっくりこない」

自然体で立った世界の頂。今後は北京五輪(オリンピック)銅メダルだけでなく「世界女王」の肩書がつく。

「いつも日本の中でも誰かの次で、常に2番手だったけれど、日本の女子を一番最初に引っ張っていける存在にどんどんなっていきたい。今後、もしつらいことがあっても、この結果が重荷に感じず、後押しをしてくれたらいいなと思っています」

自らに言い聞かせるように、その重みをかみしめた。(モンペリエ=松本航)