<ラグビー・リーグワン1部:埼玉37-31神戸>◇第13節◇16日◇埼玉・熊谷ラグビー場
前身のトップリーグを2度制したコベルコ神戸スティーラーズ(旧神戸製鋼)の初代王者が絶望的になった。埼玉ワイルドナイツ(旧パナソニック)に31-37で屈し、残り3試合でプレーオフ圏内の横浜(旧キヤノン)と勝ち点14差となった。
埼玉には三洋電機時代の03年から引き分けを挟んで17連敗。2月に新型コロナウイルスの影響で2試合が不戦敗となり、最後まで連係不足や反則での自滅に悩まされた。
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神戸の反撃は遅きに失した。13点を追う後半42分、左WTB山下楽が意地のトライ。SOクルーデンがゴールを決め、6点差での敗戦で勝ち点1を得た。それでも試合後、ディロン・ヘッドコーチに笑顔はなかった。「心の痛む結果。勝ちきるためにここに来た。状況は変えられない」。数字上は4位以内の可能性を残すが、トップリーグに続く初代王者の夢はしぼんだ。
16連敗中の難敵から流れはつかんだ。風下の前半を1点ビハインドで折り返し、後半4分にWTBモエアキオラが逆転トライ。だが同16分、日本代表FB山中がボールを持っていない相手へのタックルでシンビン(10分間の一時退場)となって引き離された。ゲーム主将のフランカー橋本皓は「自分たちでチャンスを手放した」と肩を落とした。
コロナ禍での連係不足だけでなく、相次いだ故障者、有力な大学生の獲得や若手育成など中長期的な課題もある。常勝を求められる西の名門が厳しい現実を突きつけられた。【松本航】
◆リーグワンの勝ち点
勝ち4点、引き分け2点、負け0点。その他ボーナスポイントとして、3トライ差以上の勝ちは1点。負けても7点差以内なら1点が与えられる。