<ラグビー・リーグワン1部:埼玉37-31神戸>◇第13節◇16日◇埼玉・熊谷ラグビー場
初代王者を狙う埼玉ワイルドナイツ(旧パナソニック)が11連勝で暫定2位を保ち、上位4チームのプレーオフへ前進した。
コベルコ神戸スティーラーズ(旧神戸製鋼)を37-31で振り切り、三洋電機時代の03年から引き分けを挟んで対神戸17連勝。6点を追う後半5分に登場したフッカー堀江翔太(36)が同24分にトライを挙げるなど、攻守で流れを変えた。両チーム残り3試合。神戸は4位横浜(旧キヤノン)と勝ち点14差でプレーオフ進出が絶望的となった。
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堀江のドレッドヘアが激しく揺れた。6点リードの後半24分。左サイドでボールを持ち、180センチ、104キロの体で相手を外に振り切った。続けてのパスで前進すると、今度は味方SHの死角から防御網をこじ開けてトライ。地元熊谷が拍手に包まれた。「特別に目立とうとか思っていない。自分たちがやってきたこと以外はしない」。36歳は「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」の帽子を、ちょこんと頭の上に乗せて笑った。
風上で優位な前半はわずかに1点リード。後半4分に逆転を許し、出番が巡ってきた。日本代表としてW杯3大会連続出場。経験豊富な男は新型コロナウイルスによる2度の不戦敗後、無傷の11連勝を呼び込んだ。
試合後も、26歳のNO8大西に防御面での課題を指南。19年W杯日本大会以降離れる代表には「あんまり考えていない。試合でいいパフォーマンスを出す。それで未来が開かれる」と言い切る。今は初代王者しか見えていない。【松本航】