【リーグワン】東京SG後半の尾崎兄弟トライで逆転勝ち「弟には根本的に負けたくない」兄晟也

<ラグビー・リーグワン1部:東京SG56-27静岡>◇第13節◇17日◇東京・秩父宮ラグビー場

初代王者を狙う東京SG(旧サントリー)が上位4チームのプレーオフ進出一番乗りを決めた。静岡(旧ヤマハ発動機)を56-27で退け、6連勝で首位キープ。前半は6点リードを許したが、後半にゲーム主将のWTB尾崎晟也(26)と、途中出場だった弟の泰雅(23)がそろってトライを挙げた。リーグは残り3試合。東京ベイ(旧クボタ)は東葛(旧NEC)を71-41で下して2位に浮上した。

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勝負どころを逃さなかった。東京SG1点リードの後半7分。右端の尾崎晟は敵陣で相手キックパスをつかみ取り、タッチライン際を走り抜いた。前半は味方の反則で10分間の数的不利に陥り、6点ビハインド。苦しい展開を貴重なトライで脱し「後半に修正をして、自分たちのいいラグビーができた」と胸を張った。

勝因は総合力だった。後半22分に弟の泰雅ら控えBK2人が投入され、ニュージーランド代表の世界的FBマッケンジーがSOに役割変更。ギアを上げると同37分、兄に続いて泰雅がダメ押しのトライを挙げた。京都・伏見工高(現京都工学院)、帝京大と同じ道を歩んだ3歳差の兄弟だが、初めての同時出場が約1カ月前。今度はそろってトライを決め、日本代表キャップを持つ兄は「弟には根本的に負けたくない。練習からいい刺激をもらっている」と相乗効果を実感した。

プレーオフは5月21日から始まり、リーグも大詰めに差し掛かる。初代王者へ1つ目の壁を越えたが、マッケンジーは言い切った。

「準決勝、決勝では勢いのあるチームが優勝できる。プレーオフまでの3試合で流れを作り、最終的な目標の優勝を勝ち取りたい」

日々の成長を続けた先に、祝杯が待つ。【松本航】