体操男子で、東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(20=順大)が24年パリ五輪に向け、さらなる進化を遂げる。
21日に開幕する全日本個人総合選手権(東京体育館)の事前会見と公式練習が20日、都内で行われた。橋本は「世界一にふさわしい演技をしたい」と話した。
世界選手権(10~11月・英リバプール)などの代表選考会を兼ねているが、橋本は東京五輪の金メダルで、すでに世界選手権代表は確定。同選手権では「個人も団体も世界一」を目指す。そのため、「東京五輪の1位をさらに超えるような演技をして」が、今大会最大の目標となる。
パリ五輪に向け、22年から体操はルール改正が行われた。男子では床運動の演技時間が5秒伸び、鉄棒では手放し技の回数制限が設けられた。橋本は、鉄棒でF難度のリューキン(伸身トカチェフ1回ひねり)、あん馬でE難度のウ・グォニアンという新技を入れ、床ではG難度のリ・ジョンソン(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)を復活させた。
その3つは、五輪個人総合2連覇を果たした内村航平さんが、絶頂期といわれた12年ロンドン五輪前に入れていた技だ。パリで伝説の王者と肩を並べ、抜き去るために、「この2日間は絶対に大事にしたい」と誓った。【吉松忠弘】