先月29日に行われた柔道の全日本選手権(東京・日本武道館)で初優勝した斉藤立(たつる、20=国士舘大)が30日夜に「応援ありがとうございました。本当に支えてもらってるんだと感じました。世界選手権頑張ります」とツイートした。
15年に54歳で亡くなった斉藤仁さんの次男。1988年(昭63)大会で頂点に立った父に、歴代3番目に若い20歳で続き、史上初の父子2代での全日本制覇は遂げていた。会場では母三恵子さん、兄一郎さんと抱き合って感謝していた。
191センチ、165キロの有望な体格を生かし、準決勝で東京五輪100キロ超級5位の原沢久喜(29=長府興産)に反則勝ち、決勝では世界王者の影浦心(26=日本中央競馬会)から足車で技ありを奪って頂点に立った。
10月の世界選手権(タシケント)男子100キロ超級代表にも初めて選ばれ、こちらも83年の無差別級で金メダルを獲得した仁さんに続く優勝を目指す。
試合後は「五輪で勝たないと肩を並べられない。慢心したら先がない」と引き締めていた。84年ロサンゼルス、88年ソウルの両大会で男子95キロ超級2連覇を達成した父の背中を追って24年パリ五輪の金メダルを目標にしている。【木下淳】