高木菜那さん「食事の大切さを伝えていきたい」引退後初のイベントに出席

第一住建ホールディングス創業50周年記念イベントに出席した第一住建ホールディングス代表取締役・松尾武(左)、高木菜那(中央)近畿大学経営戦略本部長・世耕石弘(右)。(撮影・竹本穂乃加)

北京五輪スピードスケート女子団体追い抜き銀メダリストで今年4月に引退した高木菜那さん(29)が10日、大阪市内で、引退後初めてとなるイベントに出席し、今後の目標を語った。

高木さんは「今までと違った緊張感がある」と言いながら笑顔で登場。「これからはスポーツの楽しさ、食事の大切さを伝えていきたい」と話した。現在はホテル暮らしで、コンビニ食が多いという。「コンビニでもこういうものを食べたら最低限栄養がとれるとか、勉強して伝えていきたい」と、笑顔で口にした。

金メダルを目指した団体追い抜き決勝は最後のカーブで転倒して銀メダルに終わった。北京五輪について問われると「まだ整理ができていない」と、一瞬厳しい表情を見せた。それでも「(スケートは)楽しいこともうれしいこともたくさんあった。今はまだつらいけど、スケートすべてに向き合っていきたい。そうすれば新しい自分になれるのかな」と前向きな言葉で締めくくった。【竹本穂乃加】