<Bリーグチャンピオンシップ(プレーオフ)準々決勝:島根80-63A東京>◇14日◇松江市総合体育館◇観衆3441人
途中出場で攻守にわたって存在感を示した島根スサノオマジックの阿部諒(27)は、「心の中に余裕があり、すごく楽しかった。明日につなげたい」とうなずいた。
SR渋谷を経て、18-19年シーズンから島根に加入。当初はチームは2部のB2だった。そこから着々と力を付け、チャンピオンシップに出場できるまでに成長した。
初の大舞台で堂々とプレー。この試合のMVPに選出された阿部は「僕自身は、きょうはMVPではないと思っていたのですごくびっくりしている」と笑顔。
「B2のことを決して下に見ているわけではない」と前置きしたうえで、「B2からスタートしてB1のチャンピオンシップにたどり着いたことは感慨深いし、ありがたい。この経験は当たり前の出来事ごとではない。そこをかみしめながら明日も頑張りたい」と実感を込めた。