旧伏見工の京都工学院が完敗「接点のレベル上げたい」大島監督が巻き返し誓う

後半10分、NO8甲斐冬竜がトライを挙げ喜ぶ京都成章のメンバー(撮影・益子浩一)

<京都ラグビー祭:京都成章52-10京都工学院>◇京都府高校総体◇29日◇たけびしスタジアム京都(西京極)

京都工学院(旧伏見工)が、力の差を見せつけられた。

20年度花園準優勝の京都成章に計8トライを許す完敗。後半2分にWTB弘田士道(3年)が挙げた1トライに抑え込まれた。

今春には、18年4月に学校統合のため伏見工から校名変更になってから初めての全国大会となる全国高校選抜大会に出場。2回戦で強豪の流通経大柏に20-31の接戦をするなど自信をつけて挑んだが、まだまだ壁は高かった。

京都工学院の大島淳史監督(39)は「(選抜大会で)全国の強豪校と戦えたので、手応えはあったんですけど…。大事なところのスクラム、ラインアウトでしっかりやらないと強い相手には勝てない。接点のレベルを上げたい」と話し、秋の巻き返しを誓った。

一方で、京都成章の湯浅泰正監督(58)は「春の選抜で負けて(2回戦で中部大春日丘に敗戦)、生徒の目の色が変わった。毎日の行動、意識。あの負けをいい負けにしようやと、言い続けて、いいチームに成長してくれている」と満足そうだった。