<静岡県高校総体バスケットボール>◇5日◇男女決勝リーグ最終第3戦◇袋井市・エコパアリーナ
男子は藤枝明誠が86-75で飛龍を下し、3戦全勝で7大会ぶり7度目の優勝を飾った。2020年4月就任の日下部(くさかべ)二郎監督(65)は、同校監督として初の全国切符を獲得した。女子は浜松開誠館が87-45で沼津に圧勝し、3戦全勝で6大会連続6度目の頂点。高校チームとの県内公式戦を116連勝に伸ばした。優勝した両校は全国総体(7月、愛媛)に出場。決勝リーグで1勝以上を挙げた男女計6校が、東海総体(18~19日、愛知)に進む。
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藤枝明誠が、5連覇を狙う飛龍を退けた。第3クオーター(Q)で3度同点とされるも、日下部監督の「受け身になったら勝てない」のゲキに、選手らが応えた。第4Qでは相手のファウルを誘い、7度の自投をもらって加点。終了のブザーが鳴り響くと、コロナ禍を考慮し、選手らは控えめにハイタッチし、指揮官も表情を緩めた。
日下部監督は2度目の全国総体挑戦となる。以前は北海道の公立高校で40年間、指揮を執り、09年には進学校の旭川西を率いて全道大会で準優勝。第2代表で全国総体に初出場した。「あの時は初戦敗退だった」。新天地の就任3年目で全国切符を獲得。「長年チームに携わってくれている金本鷹(よう)コーチのおかげ」と感謝した。
「激しく守って走る」。監督の教えを選手たちが体現した。フォワード赤間賢人(2年)は、チーム最多の30得点。接戦の第3Qでは3点シュートを決め、連続で5得点し、試合の主導権を渡さなかった。「自分が流れを変えようと、ハードにプレーした」と笑顔を見せた。
毎冬の全国選手権を含めても、日下部氏は藤枝明誠の監督として初の全国大会に挑む。「ひと暴れしたい」。北海道で磨いた手腕を披露する。【倉橋徹也】
<V6&116連勝>
浜松開誠館は女王の貫禄を見せつけた。序盤からリードを許さず、隙を見せない守備で昨年3位の相手をわずか45点に抑えた。攻撃では、以前は自らの得点が多かったガード萩原加奈(3年)が、周りを生かすプレーで貢献した。「最近はアシストの数字が伸びてうれしい」。チーム最多の24得点を挙げたセンター前田理咲子(りさこ、3年)は「狙いすぎてシュートを外すところもあった。全国総体では決めきるよう、あと1カ月でレベルアップしたい」と意欲的だった。6大会連続8度目の出場となる全国総体では、チーム最高成績のベスト16を超えたい。