【ラグビー】親戚トンガ人?の噂も言及 人羅奎太郎「なぜトンガ?」異例選出に関する疑問に回答

トンガ・サムライフィフティーンの練習でパスを放るSH人羅(C)JRFU

ラグビーで日本代表候補とのチャリティーマッチ(11日、東京・秩父宮ラグビー場)に向けて結成された「トンガ・サムライフィフティーン」のSH人羅奎太郎(ひとら・けいたろう、23=花園近鉄ライナーズ)が7日、高知合宿中のオンライン取材で「親戚がトンガ人?」のうわさに言及した。

1月にトンガ北部の海底火山で起きた大規模噴火の影響による被災者の救援と、被災地域の復興支援を目的に行われる一戦。「トンガ・サムライフィフティーン」は同国にルーツを持ち、日本でプレーをする選手を中心に結成された。

大阪・東海大仰星高(現東海大大阪仰星)から同志社大に進み、21年に花園入りと関西で歩んできたラグビー人生。本人にも「なぜトンガ?」という疑問の声が届いていたという。

◆選出の経緯

トンガ出身で今回のFWコーチ兼チームマネジャーを務めるタウファ統悦氏(41)が、人羅が所属する花園の普及担当スタッフだった。

「統悦さんから5月中旬ぐらいに『ハーフ(SH)が足りないから入ってくれないか?』と聞かれ、僕は即決で『お願いします!』と答えました」

◆「親戚はトンガ人?」のうわさ

「結構、そのうわさが流れているみたいですが違います。統悦さんには『ひいおじいちゃんぐらいがトンガ人、知らんけど。って言えばいいんじゃない』と言ってもらいました。この異例な形で入らせていただいたので、僕自身も気持ちを表現できればと思います」

◆チーム内の言語

「みんなはトンガ語。僕は質問を日本語でやっています。あとは表情とか、ジェスチャーを見て、判断しています」

◆突然始まる歌

「トンガの歌があるみたいで、突然歌ったり、お祈りもあります。歌を歌い出すとみんなが知っているみたいで、ポンポンと出てくる。最初は雰囲気をだそうかなと思って、口ずさんでみたけれど、追いつかなかったので諦めました」

◆食事

「(ホテルは)日本食です。昨日、差し入れでパンみたいなトンガのおやつをもらいました。間にジャムが入っていて、パンに近い。パサパサしていました」

◆モチベーション

「話をいただいた時に『チャンスが回ってきた!』と感じました。日本代表というものが遠いものだったけれど、対戦して、アピールできるチャンス。フィジカルで前に出た時のテンポアップや、裏のスペースへのキックを見せていきたいです」

◆トンガの被害への思い

「(花園の)チームメートにもトンガ出身選手がいて、同期にもサイア(シオサイア・フィフィタ=トンガ出身で日本代表)がいる。状況を自分なりに理解していました。今回、コーチ陣からも『この試合は感謝を伝えないといけない。試合を開いていただき、トンガで被害があった時にも日本に多くの支援をいただいた』という話がありました。感謝の気持ちも(トンガ出身選手とは)また違うと思うけれど、僕自身もここまで1人では絶対にこられていない。感謝の気持ちを全面的に表現できたらいいと思います」

【松本航】