【フィギュア】壺井達也「坂本選手に厳しいのは、ちょっとびっくり」チーム中野の強さの一端見た

壺井達也(2018年12月25日撮影)

<フィギュアスケート:全日本合宿>◇9日◇風越公園アイスアリーナ(長野・軽井沢)

昨季の世界ジュニア選手権3位で特別強化選手に指定され、今季シニア1年目の壺井達也(19=シスメックス)が「チーム中野」の強さの一端を明かした。

昨春、愛知・中京大中京高から神戸大へ進学したことに伴い、拠点を変更。現在は中野園子、グレアム充子、川原星の3コーチに師事している。先輩には、北京オリンピック(五輪)女子銅メダル、世界選手権優勝の坂本花織、4大陸選手権2度制覇の三原舞依ら。今年6月には同じシスメックスと所属契約を結んだ。

より絆を強めた壺井が明かす。

「昨季は、2人に続く形で自分も世界ジュニアの銅メダルを取ることができました」。しかし。「五輪でメダルを取っているにもかかわらず(中野コーチらが)坂本選手に厳しいのは、ちょっとびっくりしてはいるんですけど」と笑い、でもそれが向上の火の燃料となっている。

「オフも中野チームは厳しい練習を重ねてきましたが、それが今後につながっていくと思う。自分はまだシニアとして大きな試合に出たことがないので、今年1年、そういう経験を積んでみたい」

ショートプログラム(SP)は昨季の「ツリー・オブ・ライフ」を継続予定。「もしかしたら変更の可能性もあるんですが」と前置きした上で「シニア用に変えて、ルール変更にも対応したスピンやステップにしました。壮大な音楽、ジャンプからの流れ、後半に向けて盛り上がっていくところを表現できれば」と紹介する。

フリーは映画「ハートビート」のサウンドトラックから。初めてマッシモ・スカリ氏に振り付けを依頼。「日本に来ていただいて対面を予定もリモートになりました」と、太鼓からエレキギターと曲調が大きく変化するプログラムを用意してもらった。「変化を意識して振り付けをしてくださった。そこを表現したい」と気持ちは高ぶる。

新ジャンプは「調子次第ですけど、フリーで4回転サルコー2本になるか、サルコーとトーループ1本ずつになるか」とした。

最後はコロナ禍、受験勉強、世界ジュニア選手権の表彰台という自身の飛躍に「ビックリしているんですけど」と改めて驚きつつ「中野チームとして、さらにいい方向に」。正しく“カリキュラム”を達成していく。【木下淳】