ルクレールが逆転優勝で今季3勝目「この勝利が必要だった」角田裕毅は16位 オーストリアGP

<F1:第11戦オーストリアGP>◇決勝◇10日◇レッドブル・リンク

7月10日、F1第11戦オーストリアGPの決勝が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールが逆転優勝を飾った。

第3戦オーストラリアGP以来となる今季3勝目。

レース序盤はポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がリード。しかしタイヤの性能低下がフェラーリ勢よりも大きく、早々にピットストップを強いられて苦しい状況に追い込まれる。

対するフェラーリはフェルスタッペンの動きに動じることなくタイヤの性能が低下するまでピットストップを遅らせ、一旦はフェルスタッペンの後方に下がってでもフェルスタッペンよりフレッシュなタイヤで優位に立つ戦略。

これが功を奏してルクレールはフェルスタッペンをコース上で易々とオーバーテイク。2回目のピットストップとその後にも同様の展開となり、ルクレールがレースをリードした。レース終盤にカルロス・サインツ(フェラーリ)のリタイアでVSC(バーチャルセーフティカー)出動となり両者がタイヤ交換すると、最後はルクレールのマシンにスロットル開度が完全に閉じない問題が発生して苦戦を強いられるが、ルクレールはフェルスタッペンを1.5秒差で抑えきって実に3カ月ぶりの勝利を収めた。

「今日は本当に良いレースだった。序盤からペースが良かったし、マックスと良いバトルができた。レース終盤はスロットルに問題があって本当に厳しかったけど、僕にはどうしてもこの勝利が必要だったんだ。過去5戦、僕自身ではなくチームの問題で本当に厳しいレースばかり続いていたからね」

フェルスタッペンは2位に入り選手権リードを堅守。3位にはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が入った。

角田裕毅(アルファタウリ)はスプリントレースで抱えた原因不明の問題が解決しておらず、全体的なグリップ不足とマシンバランスの不安定さで本来の走行ができず。我慢の走りが強いられる中でも冷静さを保ってレースを走り切り16位完走となった。(米家峰起通信員)