【フィギュア】河辺愛菜SP全ジャンプ着氷で2位、今季SPは「かっこいい雰囲気」初戦に手応え

げんさんサマーカップ選手権女子SPの演技を終え、笑顔をみせる河辺愛菜(撮影・前岡正明)

<フィギュアスケート:げんさんサマーカップ>◇13日◇滋賀県立アイスアリーナ◇女子ショートプログラム(SP)

2月の北京五輪(オリンピック)、3月の世界選手権に出場した河辺愛菜(17=愛知・中京大中京高)が、今季初戦で手応えをつかんだ。

トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は回避して2回転半とし、全てのジャンプを着氷させて66・58点の2位発進。演技後は笑顔を見せて「自信を持って最後まで滑りきるのが目標でした。ホッとして、すごく良かったと思います」と素直な気持ちを明かした。

オフは北京五輪シーズンまでを過ごした京都を離れ、地元の愛知に拠点を変更。樋口美穂子コーチ(53)に師事し、ビリー・アイリッシュの演目となる今季SPも同コーチが手掛けた。観客と一体となって盛り上がる場面もあり「今までやったことがない、かっこいい雰囲気。中途半端にならずに最後まで演じきるのが課題です」と新たな挑戦を続けている。

14日のフリーも2回転半で臨み、まずはプログラムの完成度、演技の安定感を求めていく。【松本航】