<全国中学校柔道大会>◇24日◇女子個人戦1回戦~決勝◇福島・須賀川アリーナ
全国中学校柔道(全中)の大会第3日は、女子個人戦が行われ東北勢56人が参加。女子70キロ超級の高橋綾乃(宮城・東松島市立矢本一中3年)は、初の全中で16強入り。最初で最後の全中で全力を出し切った。
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中学1、2年時は膝のけがで柔道ができなかった。高橋は「1勝できるか不安だった」とブランクに不安。不安の中で臨んだ初戦、松元華凛(鹿児島・霧島市立舞鶴中3年)との2回戦は相手の反則負けで勝利。「奥襟をつかまれると怖くなる。腰を引かないように胸を張って戦いました」。及川靖也外部コーチの「気持ちで負けるな」という言葉に奮起し、逆に相手の奥襟をつかみ、積極的な姿勢で反則負けを誘った。高橋は「全力でできてよかった」と笑顔。初めての全中を終えて、晴れやかな表情を見せた。
柔道に前向きになった。父の勧めで3歳から始めた柔道。小さい頃から体格に恵まれ、純粋に柔道を楽しんでいたが、小学4年頃から「しんどいな」と思うようになった。「成績を残せてもしんどいと思いながらやるのは失礼だと思った」と高橋。いつしか柔道に後ろ向きになっていた。しかし、膝のけがを乗り越えた今年、転機が訪れた。高橋は「今年の東北大会でやっと自分のスタイルが見つかった。柔道に対する思いが変わりました」。辞めようと思っていた柔道だが今では、高校で続けることも視野に入れている。「しんどい」から「楽しい」に変わり始めた柔道にこれからも向き合っていく。