【競泳】池江璃花子2冠「日大として出る最後の個人種目。最後までなんとか頑張った」100m自由形V

女子100メートル自由形で優勝を決めインタビューを終えた池江はチームメートに手を振る(撮影・滝沢徹郎)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇31日◇東京辰巳国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

女子100メートル自由形決勝は、池江璃花子(日大4年)が52秒26で優勝した。2位池本凪沙(中大2年)を0.09秒振り切り、初日の50メートル自由形に続く2冠目を手にした。

場内インタビューで涙を浮かべた池江は「日大として出る最後の個人種目。どうしても優勝したかった。タッチで負けるかと思ったけれど、最後までなんとか頑張った」。

池江は午前の予選は55秒40の全体2位で通過していた。最終日は800メートルリレー決勝にも出場予定。予選後に「レベルも質も高く、1本1本出し切らなければならないレースが決勝であと2本続く。まずは100の決勝を頑張りたい」と話していた。

日大の女子主将として臨む今大会で、個人2種目を制覇。「大学4年間、すごくつらいこともあったし、悔しいこともあったけれど、それでもこうしてチームメートが応援してくれた」と感謝した。

このあとは800メートルリレーにも出場する。「もう何番でもいいので、最後は楽しんで終わりたい」。仲間とともに全力を出し切る。