【競泳】日大が7分11秒06の学生新で800mリレー圧勝V 本多灯は個人とリレーで5冠達成

男子800メートルリレー表彰式で記念撮影する日大の選手たち。左から本多、柳本、眞野、吉田(撮影・滝沢徹郎)

<競泳:日本学生選手権>◇最終日◇31日◇東京辰巳国際水泳場◇日刊スポーツ新聞社後援

男子800メートルリレーは、日大(本多灯、柳本幸之介、真野秀成、吉田啓祐)が、7分11秒06の学生新で2年連続36度目の優勝を飾った。

本多は個人とリレーで5冠を達成した。

本多は昨年、第3泳者を務め、アンカーの吉田につないだが、今年は第1泳者として流れを作った。1分46秒89で2位に2秒33差をつけた。日大はその後も勢いに乗り、ゴールでは2位の近大に6秒20の差をつける圧勝だった。

本多は今年の個人種目で不調だった4年生の吉田に向け「最後に啓祐さんを手ぶらで帰すわけにいかなかった」と、かつての名言を引用して、喜びを表した。そして、5冠達成について「最後に最高のインカレになった」と笑った。

吉田は「みんなが花を持たせてくれて、感謝している。日大の一員として最後までできて良かった」と涙をこらえていた。