日本ハンドボールリーグ(JHL)は1日に都内で会見を開き、24年9月開幕予定の次世代型プロリーグ(新リーグ)申し込みチームを発表した。前日8月31日に参入審査申請を締め切り、男子9チーム、女子10チームが申し込んだ。男子は現在JHL首位を走り、SNSなどで人気を集める土井レミイ杏利(32)らを擁するジークスター東京、大崎電気、湧永製薬など5チームが参入を見送り、難しいかじ取りを迫られる。
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画面に映し出された新リーグ参入申し込みチームに、男子を引っ張る強豪の名はなかった。その1つが「レミたん」の愛称で知られる土井が在籍し、今季も日本代表の元木博紀(30)らを補強したジークスター東京。JHLの葦原一正代表理事は「世界最高峰リーグを築いていけるように頑張りたい」と男女19チームに感謝し、参入を見送ったチームには「昨日の申し込み締め切りで確認したばかり。(理由は)正直まだ分かっていない」と今後ヒアリングをする意向を示した。
新リーグの大きな特徴は「シングルエンティティ制度」の採用で、リーグが全チームのあらゆる収益事業を一括管理する。葦原代表理事は「他のスポーツよりも先進的に進める」とデータ活用なども意欲的で、24年に向けて相互理解を図ってきた。
ジークスター東京はこの日「日本のハンドボール界にプロリーグが誕生することは選手、チーム、そしてファンにとってもおおいに期待できることであり、ハンドボール界の未来を切り拓こうとしているジークスター東京とも方向性は合致します」としつつ「今後、さまざまな背景を持つ各チームの意見が十分にくみ取られ、新リーグの事業計画や、ESG(環境・社会・ガバナンス)時代にふさわしい運営体制・手法、情報開示等に納得できた段階で改めて参入を検討する予定です」とコメントした。
今後は審査委員会を経て、10月に参入チームを決定予定。ハンドボール界は「分裂」とならず、一体となって進むことができるのか-。今回参加しないチームにも25年以降の参入申請の機会を設ける方向だが、重要な局面を迎えている。【松本航】
◆新リーグ構想 昨年12月、NHLの葦原代表理事が24年2月にプロリーグを開幕させる構想を発表。「11人以上のプロ契約(兼業を含む)」「チーム名に地域名」「1500人以上のホームアリーナを有する」「U-12(12歳以下)のユースチームを有する」など8項目を参加要件に設けた。24年2月開幕を予定していたが、先月29日に同年9月に変更すると発表。シーズン期間に24年パリ五輪予選と重なる可能性があることが判明したためという。