【ラグビー】京産大7人兄弟の怪物WTBポルテレ・シオネ「プロになって両親を日本に呼ぶ」

京産大のWTBポルテレ・シオネ

ラグビーの関西大学Aリーグで、98年度以来の2連覇を目指す京産大には異色のトライゲッターがいる。

18日のリーグ開幕・関学大戦に先発するトンガ出身のWTBポルテレ・シオネ(1年=目黒学院)だ。

184センチ、115キロの超大型ながら50メートル走5秒9の俊足。高校時代はFW第1列のプロップやフランカー、NO8で、高校日本代表には3番のプロップで選ばれている。

かつて日本代表のバックスを支えた広瀬監督と元木GMが、パワーとスピードを兼ね備えた選手として着目。春からWTBに転向した。

「トンガにいた中学の頃はSOでした。久しぶりのバックスです。100%の1番いいパフォーマンスをする。試合に出られないメンバー、学校の先生にも勝利を届けたい」

たどたどしさはあるものの、しっかりと日本語で受け答えする。

複数の強豪大学からの誘いを受けた中で、京産大を選んだのは理由がある。

トンガでプロ選手として活躍した父テビタさんに相談すると、こんな言葉が返ってきたという。

「日本代表になりたいなら、その中で1番練習がキツイ大学に行きなさい。それが代表に入る近道になる」

7人兄弟の一番上。遠く離れて暮らすトンガの両親、兄弟へ。目標は明確だ。

「日本代表になりたいです。まず、プロになったらお金をためて、お父さん、お母さんを日本に呼びたい」

WTBは昨季の全国大学選手権で4強入りの立役者となった船曳涼太(3年=神戸科学技術)が、膝の手術を受ける重傷で復帰は来季になる見通し。けが人が多いが、その穴を埋める役割も期待されている。

「今シーズン、目指しているのは日本一。まずは関西リーグで優勝して、日本一になりたいです。(練習は)キツイけど、負けたくない」

春はサイズが合わず、CTBの番号を背負って出場。ようやく、特注で14番のユニホームができた。

家族思いの留学生がトライを重ね、初の日本一の扉を開く。

 

【京産大の開幕関学大戦メンバー】

1 野村三四郎(4年=西陵)

2 李淳弘(2年=大阪朝鮮)

3 渡辺龍(4年=甲南)

4 フナキ・ソロモネ(2年=目黒学院)

5 ラウシー・アサエリ(4年=日本航空石川)

6 福西隼杜(4年=報徳学園)

7 松永壮太朗(2年=京都工学院)

8 高本泰伍(4年=関大北陽)

9 土永旭(2年=光泉カトリック)

10 西仲隼(4年=近大付)

11 西浩斗(2年=熊本西)

12 家村健太(4年=流通経大柏)

13 高井良成(3年=関大北陽)

14 ポルテレ・シオネ(1年=目黒学院)

15 北山絢大(4年=東海大大阪仰星)

 

16 梅基天翔(4年=高岡第一)

17 乳井大士(2年=中部大学春日丘)

18 岩井陸(2年=尾道)

19 日吉健(2年=大産大付)

20 ヴェア・タモエフォラウ(3年=札幌山の手)

21 西川敢太(4年=西陵)

22 大村亮介(3年=日本航空石川)

23 竹下拓己(4年=東福岡)