【ラグビー】連覇目指す京産大が11トライ大勝発進 看板FWに加えFB北山90m走りトライ

関学大対京産大 ノーサイドとなり関学大に勝利して喜ぶ京産大大フィフティーン(撮影・白石智彦)

<ムロオ関西大学ラグビー:京産大69-19関学大>◇第1節◇18日◇東大阪市花園ラグビー場

98年以来の関西2連覇を目指す京産大が、開幕戦で大勝発進した。

序盤から強力FWが圧倒。前半8分、中央付近のスクラムからサイドを突いてロックのラウシー・アサエリ(4年=日本航空石川)が先制トライ。同13分にはフッカー李淳弘(2年=大阪朝鮮)が飛び込むと、22分にはモールを20メートル押し込んだ。

看板のFWだけでなく、バックスも華麗に展開。25分にハーフウエーライン付近からつなぎ、左への展開からFB北山絢大(4年=東海大大阪仰星)がトライすると、3分後にはSO西仲隼(4年=近大付)がステップで2人を抜いて加点。

西仲とCTB家村健太(4年=流通経大柏)の“ダブルSO”を敷き、35分には家村のパスから再び北山がインゴールへ。

見せ場は前半終了間際。自陣インゴールからつなぎ、北山が右タッチライン際を約90メートルも走りきった。

前半だけでFW3、バックス4の計7トライを奪って43-0で折り返した。

前半は圧倒しながら、後半に入ると京産大のミスから流れが変わった。

同9分、京産大のマイボールスクラム。SHとフッカーのタイミングが合わずボールを失うと、バックスの雑な守備を突かれてトライを許す。同13分にも関学大のサインプレーから1発で抜かれた。直後のキックオフでターンオーバーされると、最後はラックからトライされ、3連続トライを浴びた。

終わってみれば計11トライを挙げる大勝だったが、初の大学日本一へ、課題も残る開幕戦となった。

就任2季目となる広瀬佳司監督(49)は「11トライを取れたことには満足していますが、後半にトライを取られたのは我々のミス。ノッコン(ノックオン)、孤立してからのターンオーバー。修正しないといけない」と指摘した。

90メートルを走りきった場面を含め計3トライの北山は、昨季はヘルニアの手術を受けた影響で公式戦の出番なし。大学選手権4強の立役者となった同学年の竹下拓己(4年=東福岡)とのレギュラー争いの末に、先発の機会をつかんだ。

前日17日には竹下から髪の毛を切ってもらったという北山は優秀選手に選ばれ「彼(竹下)とはすごく仲が良くて。自分にはないものを持っている」と仲間を信頼しつつ「(トライは)最高でした」と笑顔を見せた。