西岡良仁が自身4度目ツアー決勝進出、世界ランク最高位48位更新濃厚 決勝は強豪シャポバロフ

<男子テニス・韓国オープン>◇1日◇シングルス準決勝ほか

世界56位の西岡良仁(26=ミキハウス)が自身4度目のツアー決勝に進出だ。予選決勝で敗れながら敗者復活で本戦入りし勝ち上がってきた同222位のアレクサンダー・コバチェビッチ(米国)に6-3、4-6、6-3のフルセットで勝ち、決勝では同24位のデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。また、この勝利で、西岡は自身の世界ランキング最高位48位を更新することが濃厚となった。

準々決勝で、世界2位のルード(ノルウェー)を破った好調さは、この日も健在だった。第2セットを、守りに入って落としたが、最終セットはしっかりと攻撃を交えて立て直した。マッチポイントで相手がミスをすると、両手で何度もガッツポーズを繰り出した。

今年8月のシティ・オープン(米ワシントンDC)で準優勝。世界ランキングを96位から54位に戻して以降、今年の最初の目標を「自己最高位の更新」に置いてきた。この日の勝利で、3日に発表予定の最新世界ランキングで45位前後までに浮上予定で、まずは目標達成は濃厚だ。

決勝は、強豪シャポバロフが相手だ。過去の対戦は1度だけ。その対戦は、西岡がツアー初優勝を飾った18年深センオープンの2回戦で、シャポバロフに勝って勢いに乗り、初優勝につなげた。験がいい相手に勝てば、錦織に次ぐ日本男子2人目のツアー2個目のタイトルとなる。