柔道の世界選手権タシケント大会で金メダルを獲得した男子66キロ級の阿部一二三(25=パーク24)、女子52キロ級の阿部詩(22=日体大)らが9日、東京・羽田空港に帰国した。金メダルを首から下げた兄の一二三は、丸山城志郎(29=ミキハウス)との決勝を振り返り、「勝ち切れたことによって、自分のほうが絶対に強いんだと証明できたと思う」と胸を張った。
昨夏の東京五輪に続き、兄妹同日優勝を果たした。試合後の会話は「よかったね、くらいでした」と明かし、余裕の表情を浮かべた。試合会場でブーイングを浴びたことについては「オリンピックチャンピオンで、金のゼッケンが負けるところを見たい人もいると思うんですよ」と自らの立場を客観視。そのうえで「ブーイングがあったからといって、そこで気持ちがブレることはなかった。逆に力に変えられました」と淡々と話した。
今年12月のグランドスラム東京(GS東京)で優勝すれば、来年5月の世界選手権(ドーハ)代表が内定する。「代表内定をとることが一番大事。さらに成長していきたい」と、早くも次を見据えていた。