【柔道】阿部詩が帰国、両肩手術乗り越えV「世界選手権で優勝してやっと復帰できたと言える」

柔道の世界選手権タシケント大会で金メダルを獲得し、ウズベキスタンから帰国した阿部詩(撮影・藤塚大輔)

柔道の世界選手権タシケント大会で金メダルを獲得した女子52キロ級の阿部詩(22=日体大)、男子66キロ級の阿部一二三(25=パーク24)らが9日夜、東京・羽田空港に帰国した。詩は昨年9、10月の両肩手術を乗り越えて優勝をつかみ「自分の柔道人生では価値のあるメダルです。喜びの大きさは東京五輪を上回らないですけど、世界選手権で優勝して、やっと復帰できたと言えるので」と実感を込めた。

昨夏の東京五輪に続き、兄妹同日優勝を果たした。兄の一二三の試合時に、会場内にブーイングが響いたことに関しては「私の時は応援してくれてよかったんですけど…」と神妙な面持ちで振り返った。「よくわからないですが、自分はできるだけ声を大きくして応援していました」。思いが届き、そろって優勝を決めた試合後は「おめでとう」と伝えて喜びを共有した。

再び頂点を極めても、詩に慢心はない。「ここからは細かい部分を突き詰める」。24年のパリ五輪へ向け、これからも強くなる。