【ラグビー】リーチ・マイケル「勢いを持ってオールブラックス戦を迎えられる」初の豪州撃破に

日本対オーストラリアA 後半、トライを決めたロック・コーネルセンにパスを出すフランカー・リーチ・マイケル(右)(撮影・前田充)

<ラグビー・アサヒスーパードライチャレンジシリーズ2022:JAPAN XV52-48オーストラリアA>◇14日◇大阪・ヨドコウ桜スタジアム◇観衆1万2880人

日本代表で構成された「JAPAN XV」は、オーストラリアAにテストマッチも含め、13戦目で初の白星を挙げた。

フランカーのリーチ・マイケル(34)は1日からの3連戦を振り返り「格下の相手とやって得るものと、強い相手とやって得るものは全然違う。勢いを持ってオールブラックス戦を迎えられる」とニュージーランド戦(29日、国立競技場)へ向けて意気込んだ。

この日も先発に名を連ね、ボールを持つ度に会場からは「リーチ!」と声援が届いていた。

19年のワールドカップ(W杯)日本大会で主将としてチームの躍進を支えた34歳は「チームは成長段階」と話す。「チームの力をまだ最大限に出し切れていない。まだまだ強くなれる」。

その上で、必要なものは「時間。どれだけ一緒にハイプレッシャーな試合で学んで、ハードワークをしたか。(それで)絆がどんどん深まる」。

実力を蓄えて、オールブラックスに挑む。【波部俊之介】