バスケットボール女子元日本代表の藤岡麻菜美(28=シャンソン化粧品)が19日、今年4月に「家族性地中海熱」と診断されたことを明らかにした。周期的な発熱などを起こす病気で、国の指定難病となっている。チームの公式ユーチューブチャンネルを通じて発表した。
家族性地中海熱は国内での患者数は500人ほどにとどまる珍しい病気。発熱のほかにも倦怠(けんたい)感などさまざまな症状を伴うという。
完治困難とされる病名を公表したことについて、藤岡は「病気だったり、いろいろな困難に立ち向かって頑張っている子供たちに、メッセージを届けたいと思った」。似たような症状を感じながら、原因が分からず苦しんでいる人たちの助けになりたいとの意図もあったという。
7月から新しい治療法を受け、症状はかなり落ち着いている状態。「日々のなかでのコントロールをうまくしていけば、(病気と)付き合っていけるようになっている」。22日に組まれたチーム開幕戦も近づくなかで「待ち遠しくてたまらないという感じで、いまは元気にやっている」と明るい声で話す。
母校である千葉英和高のアシスタントコーチも兼任する。現在は指導機会が減っている状況だが、「体調も少しずつ回復している。少しでも高校のほうに行き、今の自分にしか伝えられないことを子どもたちに伝えていけたら」。
治療方法も判明したことで「心身ともに安定してきている」と藤岡。「今年はコートで存在感をばんばんに発揮して、思い切ってプレーしている姿を見ていただきたい」と語った。