元職員による横領の組織的隠蔽(いんぺい)など一連の不祥事に揺れる日本バドミントン協会が3日、都内で臨時評議員会を開いた。
会議にはオンラインも含めて全55人の評議員が全国から出席。日刊スポーツの取材に応じた複数の評議員によると、これまでになく激しい議論が繰り広げられたが、理事の総辞職を求める声に対して執行部側は「議題に上がっていない」ことを理由に採決を拒んだ。
会議冒頭では、不祥事による処分を受けた関根義雄会長が議長を務めることを疑問視する声があがった。議長変更の動議が出たものの、賛成は23票と過半数に届かなかった。
一連の不祥事を調査した第三者委員会による報告書の公開を求める声も多かった。しかし執行部側は、評議員に対してもその内容は見せられないと回答した。
今回の会議を臨時要請した茨城県協会理事長の木内広史評議員は、「スポーツ庁や日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ仲裁機構など各機関との関係を再構築するためには、今こそ日本バドミントン協会が生まれ変わらないといけない」と訴える。さらなる賛同者を増やし、打開策を模索していく。【奥岡幹浩】